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高山村について

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長野県高山村は、村域の約85%が森林・原野で占められ、森林地域の多くが上信越高原国立公園に指定されています。


年間を通じて気温の日較差が大きく、夏季では最高気温が30度を超え、冬季では月の平均気温が氷点下となる内陸性の気候で、さらに年間降水量が850mm程度と少なく、全般的に西向きで善光寺平が一望できる日当たりの良い扇状地には、特産のりんごやぶどうなどの果樹を中心とした農業が展開されています。

春。四月、高山村にうるわしい里山の春景色が巡ってきます。さまざまな草花の彩りと樹々の芽吹きに満たされる季節。村内の各所に競って咲くしだれ桜の美しさ。

夏。里の緑を背景に優美な華の滝を舞い降らせる景観は特筆のもの。太陽が照りつける夏も木陰では森からのひんやりした空気が、渓谷におりればマイナスイオンたっぷりの涼風が清々しい。

そして秋。十月を迎えた高山村は、笠岳の頂から山裾へと、黄紅葉の帯が下ってきます。とりわけ全山が染め上げられる松川渓谷の秋は圧巻。カエデ、ブナ、ナナカマドといった広葉樹がいっせいに色付くと、V字の渓谷を黄金の輝きで埋め尽くし、その中に燃え立つ紅葉が一際鮮やかです。